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2019.09.20 Friday

情報依存症

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情報依存症

丸川春潭

 昨日(9月19日(木))から、名古屋支部・豊橋禅会・知多禅会の合同摂心会を南知多の大宝寺を拝借して開催しています。

 このお寺はかって尼寺であり、しかも縁切り寺という歴史を持っていたそうですが、現在は普通の曹洞宗の末寺となり、元サラリーマンの男性住職が近辺の2,3のお寺と掛け持ちで務められています。そして最近はほとんどないようですが、かっては研修会とか林間学校にも使われていたようで、台所とか風呂とかのユーティリティを含め摂心会には最適の設備があり、擇木道場よりもゆったりと贅沢に使えるところです。

 ただ最大の特徴であり問題なのは、電波が届かないと云うことです。今どき日本にそんなところがあるのかと言われますが、携帯は勿論のことメールを含めてインターネットがまったく使えないのです。数百メートル山を下りて民家のあるところまで行けば、電波が入ってきますので何とかなると云えば何とかなることなのですが、こういう環境に身を置いてはじめて現代という人間社会の特徴をつくづく思い知らされている次第です。

 と云いますのも、小生常々「現代は人類が未だかって経験したことがない情報過多の社会に生きており、それから来る精神的スレレスをキチッと解消する方途を自分でしっかり持っておく必要がある。すなわち何らかの精神的ストレスをレリースするものを持ちそして日々行じていなければ、自分の(人間の)自然な精神状態を保てない現代という時代なのだ・・・・だから数息観座禅などの・・・」と持論を展開しています。

 だったらまさにここは希少なそして貴重な情報レスの地域であり、静かな時間がここにあると云うものなのです・・・が、しかも朝には朝刊は届は届けられるというのに、しかしそう簡単では無いのです。 

 今朝方は、車で5分ほどの喫茶店に連れて行ってもらってコーヒーを一杯注文しながらスマホとコンピューターに昨夕からの情報を仕入れ、また電話を数本やりとりして来ましたし、午後の作務が終わってからも車で10分ほどドライブして来ました。夕食後も散歩がてらちょっと山を下りようかと思いましたが、雨がひどかったのでやむなく断念しました。

 要するに普段のリアルタイムの情報の受発信ができないとなると不安というか落ち着かないのです。ほとんどがくだらないと云うか一日くらい遅れてもどうってことのないものだと判っていながら、もしもとかを考えたりして、くだらないと云うことを確認しなければ落ち着かないのです。

 情報過多であり精神的ストレスだと云いながら情報のある生活がノーマルであり、情報が取れないとなると情報に渇望してくるのです。まさに情報中毒であり、情報依存症になっているとつくづく思い知らされたわけです。

 そしていままでの言い方とは真逆の方向からになりますが、余程深い三昧行が一日に一回はなければならないと思った次第です。(このブログも、明日喫茶店が開くのを待ってコーヒーを飲みながら、風印さんに送るつもりですw。)

 

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