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2019.10.11 Friday

摂心会を直前にして(続)

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摂心会を直前にして(続)

丸川春潭

 摂心会に臨むに際して一番大切なことは何でしょうか?

 それは、一日一炷香の座禅を始める前と同じで、よしやるぞ!!という気合いです。何をやる場合もそうですが、特に自己改革としての人間形成は、アグレッシブなやる気が旺盛であることが何よりも肝要であり、これは新到者も旧参の上士も全く変わりません。同じように必要です。

 8/13のブログ「敷居の高さ」の中で、江戸時代までの僧堂では座禅修行に対する志の高さをこれでもかこれでもかと確かなものにさせてから始めさせていることを紹介しましたが、新到者はさておき、既に修行を始めている人は「二祖の断臂と雲門の折脚」を臆念して、摂心会に臨むべしであります。

 この前向きの気合いの根源には人それぞれですが、(1)もっと向上したいという道を求めてやまない向上心、(2)自分に対する不満、こんな自分では駄目だ!という反省心、(3)他の人の役に立ち、力になってやるために人間力を付けたいという利他心、等々いろいろあって良いと思います。昨日のブログで書きました山中教授のV(vision)と同じで、このVを常に意識することが長い人生において大切であったということですが、まさに摂心会に臨むに当たって、自分なりのVを鮮明にし強く意識することが大切かと考えます。

 何故、このよしやるぞ!の気合いが大切かということを最初に掲げたかと云いますと、摂心会中の取り組み方がこれがあると真剣さを増し、人間形成の道をしっかりと進めることが出来るからです。

 次に大切なことは、やはり準備です。段取り・真剣・尻拭いの段取りであり、摂心会に臨むに当たってと云うことは、しっかり座り込んでから入山すると云うことです。かって小生が坂東支部の支部長をしていたころ(40年前)、摂心会の一週間前からは一日2炷香を申し合わせて実行していました。あと何日もありませんが、今から摂心会に向けて、まさに臨戦態勢に入る気持ちで、時間を作って座り込んで頂きたいと思います。

 最後に、大きくマクロで見て頂きたいのですが、こういう厳しい本格の修行の機会に恵まれていることは極めて有り難いこと幸運なのだと思って頂きたい。道を求めている人は世の中に大変多くの人が居られるけれども、その機縁にほとんどの人が出会えていないのです。

 またこういう場があることのバックグラウンド(歴史・背景)を臆念していただきたい。直近の71年前の耕雲庵英山老師の不惜身命財をはじめとした伝法の有り難さ、そしてこの擇木道場建設にあたっての当時の支部員の大変な努力を中心にした全国の道友の拠金があったからこその擇木道場存在の有り難さを、摂心会に臨んで臆念し感謝して頂きたいと思います。(おわり)

 

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