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2019.11.16 Saturday

数息観座禅における質的向上のためのノウハウ(その2)

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数息観座禅における質的向上のためのノウハウ(その2)

丸川春潭

 数日前(11月上旬)に、後期数息観座禅(数息観座禅が段々と深まった段階の座禅)における工夫(ノウハウ)の一つをブログ「座禅の工夫」にしてご紹介しました。

 それは、数息をしないで10呼吸を一区切りとする高度な数息観座禅(正息観座禅)だったのですが、どうもこのブログを読んだだけではよく判らなかったようです。

 そこでもう少し説明を加えます。

 これはまさに数息観の質的向上をはかるための小生が考案したノウハウなのです。『数息観のすすめ』の後期数息観は呼吸を数えない数息観になるのですが、これをいきなりやってもなかなか座禅三昧に深く入ることが難しいのです。難しい理由の一つが、数息する場合は1から10まで数息すると一区切りとして反省ができ、またそれが向上のためのモチベーションにもなるのですが、数息しない只管打坐になるとエンドレスで雑念を切る座禅になるためになかなか深く三昧を掘り下げることが難しいのです。

 そこで人間は数を数えなくても、前・中・後のような三段階は認識できるので、三呼吸(済んだ呼吸・今の呼吸・次の呼吸)を三回と一呼吸で10息の区切りとする正息観(呼吸を数えない数息観)のやり方を編み出したのです。

 これを始めて未だ一年くらいしか経っていないのですが、朝晩の座禅で実行した結果が想定以上に効果があるので皆さんにも紹介したのです。

 以上は前回の補足であり、以下が今回の新しいノウハウの紹介です。

 

 息は数えないが10息の正息観を数本順調にやれたら、次のステップに進みます。これは数息しないけれども呼吸に意識をしっかり残した座禅になります。本来エンドレスのものでなかなか深まらない高度な座禅ですが、上述の正息観をしっかりした後であれば十分に出来ます。これも数分間順調にできれば次のステップに行きます。

 次のステップは、完全に呼吸から離れる忘息観・離息観です。

 このステップへ移行するときにちょっとしたしかし重要なノウハウがあるのです。それはしばらく呼吸を止めたままの座禅をするのです。苦しくなるほどする必要はありません。これが入ると、今までの呼吸に意識をしっかり残した数息しない正息観から全く呼吸を意識しない忘息観に切り替えがキチッと出来るのです。この忘息観はまさに宝鏡三昧であり、座禅の醍醐味がここにあります。

 試みてみて下さい。(つづく)

 

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