社会人のための坐禅(座禅)道場【人間禅】

 

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2020.05.07 Thursday

座禅と徒然(つれづれ)(1)

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座禅と 徒然 ( つれづれ ) (1)

――香炉の周辺――

丸川春潭

 小生が修行を始めたころのことですが、岡山での摂心会の円了垂示で老師(耕雲庵英山老師)が、日頃の一日一炷香が大切だから必ず自宅で一日に一回は坐るように!と声を励まされ申されました。その声が耳に残り、岡山から大阪の下宿に帰り、早速線香を買ってきましたが香炉がない。そこで湯飲み茶碗を取り敢えず代用して使うとして、次に灰がない。五円玉を4,5枚重ねてやったこともありましたが、アルバイト学生の身では、その五円玉も動員して晩飯代になってしまい長続きしません。結局は灰が溜まるまでは、砂をかき集めて湯飲み茶碗に入れて線香立てとしました。

 その後、耕雲庵老師が岡山の摂心会中に作陶をされ、その中に一つ線香立てもありました。恐れ多くもその香炉が欲しいなあと思っていました。半年後に焼き上がってきたとき、たまたま珠月奥様もご一緒されておられました。老師に直接お願いするのは怖くてできませんが奥さんなら気安くなってついあの香炉が欲しいと漏らしてしまいました。数日後、老師からちょっと来いとお呼びが掛かり、怖い顔をして、一日一炷香をやるか?!と云われ、ハイとお答えしました。こうして厚かましくも老師作の備前焼の線香立てを頂くことになりました。

 

 

 

 爾来40数年に亘り一日一炷香の文字通りの受け皿としてこの香炉は密接な相棒になりました。小生が師家になってしばらくして千鈞庵老師にこの香炉は譲り、その後は自分の作った香炉で朝晩坐っています。

 小生が師家になって最初の道号授与は当時の東京第二支部でしたが、その時に自分の若いときのことを思い出して、道号授与のお祝いに香炉を差し上げようと思い立ち、小生が中国から買って帰ってきていた香炉がいくつかありましたので、それを担当師家からのお祝いとして差し上げました。その後小生が総裁になり、道号授与者も増え、また自分の持っている香炉も手持ちがなくなったので、その当時の総務長(千鈞庵老師)と相談して、中央支部の陶芸家祖牛居士に香炉を作っていただき人間禅からの道号授与のお祝いとして差し上げることとして現在に到っております。

 昭和49年に潮来市に自宅を建て、近所の同じ住金勤めの数人の連中と静座会を始めました。そしてやはり各自宅でも一日一炷香をと云うことになり、香炉は何か使えるとして灰が欲しいということになり、小生が耕雲庵老師の香炉で貯めた灰を、雑念の塊だけどと云い、株分けを真似て「灰分け」と称し、その数人に差し上げました。その後この数人の連中と図って工事用の中古プレハブを買い、個人(姉崎大光居士)の屋敷の中に道場を立てさせて貰い、坂東支部を立ち上げることになりました。

 

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