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2020.02.08 Saturday

「次を考える」(その2)

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「次を考える」(その2)

丸川春潭

 学校を卒業し住友金属工場和歌山製鉄所に入社し和歌山に9年間居る間に聞いた話ですが、紀ノ川の上流に位置する高野山のお寺(真言宗の本山)の周囲には檜(柱に最適の建材)の山が100ほどもあり、その山の檜を1年でひと山づつ伐採し販売してお寺の食輪(財源)を賄っているそうである。そして伐採した山には常に檜の苗を植える。すなわち百年物の檜を一年一山販売し続けることが永遠にできるようになっている。見事な次を考える知恵である。

 また以前にも引用したことがあるが、古くから北米原住民のインデアンに伝わっている言い伝えに、「この現在の土地・森・川・空の自然は先祖からの贈り物であると云う考え方を我々はしていない。我々の考え方は、この豊かな自然は未来の子孫より先に使わせて貰っているだけであり、それを我々は預かっているだけなのだ。」というのである。今のこの豊かな自然を損なうことは勿論のこと、できれば少しでも良い状態にして次の世代に送りたいという考え方である。世代を超えた「次を考える」知恵に感動を禁じ得ない。

 それに対して、国際的温暖化協定から脱退して自国の目先の繁栄だけのために炭酸ガスを出し放題にしてはばからない現代の政治家たちの次を考えない他を考えない人間としてのレベルの低さを痛感する次第である。

 先のブログでは自分のための先を考える、あるいは家族とか仲間のために先を考えるであるが、ここでは世代を超えた先を考えるまで考えるスパンが長くまた対象も不特定にまで拡大した次を考えるになっている。(つづく)

 

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