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2015.02.19 Thursday

「座禅の効用」その6「精神的安定効果(セロトニンの効果)」

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「座禅の効用」その6

丸川春潭

 今回は、前回のお話しに出た 座禅によって生成されるセロトニンが、身体的精神的にどういう効果を発揮するかについて医学的メカニズムにも触れながら、座禅の身体的・精神的安定効果についてお話しします。

 

 先ず、座禅の三昧に入ると、脳はどう変化するかを、最近の医学の情報から概説します(一部復習も含めて)。

 数息観三昧に入ると頭頂連合野がSilentになり、それと入れ替わるようにして前頭葉が活性になります。これが座禅の脳科学の基本現象です。この現象をアメリカの脳科学者が実験で確証してから既に10数年経過しています。

 

 前頭葉が活性になると、脳からα波が生じます。このα波の生成についてはかなり早い時期から(約50年前)日本でも明らかになっておりました。しかしα波が出る状態になると、脳内物質のセロトニン物質が生成されるという実証は東邦医科大学の有田秀穂教授を中心にした最近の医学の進歩の中で明らかになってきたことです。

 

 このセロトニン物質の生成により、三大神経伝達物質がバランスを保ち、精神的に安定するといわれています。

 精神的ストレスによって起こりやすい身体的不調には、胃腸障害などの消化器系統の病気や、心臓の血流不整に関する循環器系統の病気や、喘息発作などの呼吸器系統の病気が直ぐ上げられますが、精神と肉体は表裏一体ですから精神的不調は、身体的不調の全ての原因になり得ると言っても過言ではありません。

 

 最近では、癌の治療に免疫力増強が効くことを臨床医によっても、また向井元九工大教授や水津心海居士のような民間療法においても指摘されて来ています。そしてこの免疫力を上げるのに精神的安定が非常に有効であると云うことが定説になってきています。

 

 逆に言いますと、精神的ストレスが蓄積され精神的に不安定になると、自然治癒力が下がるということです。心海居士は、医者から癌を宣告されて絶望するから免疫力が下がり癌に負けると言い、自分は必ず直るのだと強く前向きに心を安定させると免疫力が増し、癌が縮退してしまう事例を皆さんに紹介され、実際にも多くの方が癌から解放されているようです。

 

 座禅の効果として精神的安定(心の安心確保)は昔から云われてきていることです。それは座禅によって三昧境に入れば、誰でもが直ぐ自覚されることであり、セロトニンの効果が明らかになる前から、座禅を実践されている人は知っていることです。

 

 それを医学の方からも、座禅によって前頭葉が活性化され、α波が発生し、セロトニンが分泌され、精神が安定すると云うように、そのメカニズムの解明が進んできているのです。

 

 老若男女の全ての方々において、ストレス過多が原因でのセロトニン不足が指摘されている現代でありますが、一日一炷香の座禅を習慣づけることにより、常にセロトニンの分泌を正常に保つことができます。

 逆に言いますと、現代人にとっては、情報過多から来る精神的ストレス対応施策として、一日一炷香の座禅が不可欠であると云うことになります。

 

 一人でやるとなかなか継続できませんが、このHPにある八王子禅東院での週例静坐会(水曜日、土曜日)などに出席して、みんなと一緒に継続させて下さい。

 

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