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2015.05.17 Sunday

「座禅の効用」その8「自律神経のバランスを良くする効果」

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「座禅の効用」その8

丸川春潭

 前々回その6,「座禅の精神的安定効果(セロトニンの効果)」について、最近の脳科学の知見もご紹介しながら、座禅によってセロトニンの分泌を促し、精神的なストレスレリースを図り、精神を安定させる方策とすると云うことをブログしました。

 

 今回は、それの続きとしてセロトニンの効果の具体的な事例を上げてご紹介したいと思います。

 

 座禅によってセロトニンの分泌が促されると前々回書きましたが、このセロトニンが自律神経と非常に密接に関わっているようです。即ち正常に機能する自律神経にはセロトニン物質が必要のようです。

 

 自律神経とは、胃や腸を動かす、呼吸する、体温を調節するなど、 人の生命を維持するシステムの調節に関わっている神経のことであります。 血流の善し悪しが体に与える影響が大きいことは既にいわれていますが、 血流をコントロールしているのも自律神経であります。

 

 自律神経には相反する働きをする二つの自律神経(交感神経と副交感神経)があります。このうち、 心身が興奮するときに優位に働くのが交感神経で、心身がリラックスするときに優位に働くのが副交感神経であります。これまで、この自律神経の二つの働きはシーソーのように入れ替わり、どちらかが高くなるとどちらかが低くなるといわれてきました。 しかし、小林先生(順天堂大学医学部教授小林弘幸先生)によれば、それは正しくないようです。すなわち健康上、理想的なのは、交感神経の働きも副交感神経の働きも、ともに高い状態を維持できていることが大切であり、双方の差が大きく開き、どちらかの優位性が過剰になってしまうと、 血流が悪くなるとか免疫力が低下するなど、さまざまな弊害があらわれると云われています。

 ストレスの多い現代人は、とかく交感神経が優位になりがちであり、しかも近年、自律神経のバランスは、加齢によっても変化することがわかってきているそうです。 小林先生が男女の年代別の自律神経の働きを計測したところ、交感神経のレベルに大きな変化は見られなかったが、 副交感神経のレベルは、加齢とともに低下するようであります。この副交感神経の働きの低下こそ、寿命の差や健康状態、体力の低下、免疫力の低下に大きく影響していると考えられます。まさにエイジング効果として、何もしなければ自律神経の力は次第に低下していきます。中年以降、健康や若さを維持したいなら、副交感神経の働きを意識して上げることが必要になるわけです。この副交感神経の働きを意識的に上げる工夫が、アンチエージングとしてあり、それが三昧を身に付けることによってなされるのであります。六十才以上になって、暦年の老化に個人差が大きく発現されるのに、人間形成のレベルが反映するのであります。

 

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