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2020.08.31 Monday

鹿児島支部の紹介(4)

 

鹿児島支部の紹介(4)

佐賀 諦観

 霧島自然ふれあいセンターでの第1回参禅会及び鹿児島市内での講演会を終えることができ、鹿児島に人間禅の拠点が出来る可能性を感じとる事が出来ました。問題は参禅会 、摂心会が開催できる会場を探すことでした。

 鹿児島支中心部に近い合宿施設を見に行ったり、ネットで探したりしていましたら、道芳居士(薩空庵道芳老居士)がネットで探し当てました。鹿児島中央駅から西へ15キロほどの鹿児島市上谷口町(旧松元町)の平野岡健康づくり公園内の茶山房(さざんぼう)という建物でした。H23年5月28日に現地調査に向かいました。
 中央駅から12分の鹿児島本線上り三つ目の薩摩松元駅から歩いて30分ほどの岡の全体が大きな施設となっていて、松元体育館、温泉センター、テニスコートドーム、野外テニスコート、野球グランド、陸上競技トラック、パットパットゴルフ場などが設備されて、春は1000本の桜がきれいな岡です。その岡の頂上に茶山房という鉄筋コンクリートの大きな建物がありました。旧松元町はお茶の生産が盛んで、茶もみの講習会などを行う、お茶の里のシンボルとして平成7年に建築されたもので、1階に茶もみ講習会を行う150畳ほどの板張りの中体育館みたいな会場と茶室、炊事場、トイレ、受付カウンター、2回に30畳と50畳の和室、10畳ほどの洋間、男女別の洗濯機つき洗面場、入浴は体育館併設の温泉センターでと申し分ない会場でした。 
 体育館にある総合事務所に伺うと、借りる場合は抽選になるが一棟一団体のみ。使用料は一人昼が100円、夜が200円。冷暖房つき光熱費込みのすばらしい会場でした。

 


 

 この公園の松元体育館は鹿児島県の卓球のメッカとなっていて、土日祭日は県内各地から貸し切りバスが来て、卓球大会が開催されていました。同じ公園内の茶山房会場はあまり知られていなく、しばらくは、こちらの日程でほとんど借りることが出来ました。妙青庵老師をご案内し会場をみていただいて、静座会を行い、7月に第2回の鹿児島静座会参禅会を行い、12月まで4回の参禅会を開催しました。この間、霧島での第1回参禅会からの入門者の変化はありましたが7名ほどが何とか定着して参禅会に通って来ました。といっても三光庵老居士、道芳居士、碧山居士など熊本支部員によるおんぶに抱っこの運営で、座具座布団など必要道具は熊本からの搬入でしたが、この会場が使えるのは実に幸運でした。とにかく、会場を優先的に借りられるよう作務を重点的に行うことにしました。

 

 翌年のH24年2月17~19日に茶道部との合同第6回参禅会が総裁老師を担当師家にお招きして開催されました。開催内容は以下の通りでした。
日 程 平成24年2月17日(金)  〜 19日(日) 
場 所 鹿児島市吉野町9700-1 島津家別邸 仙巌園 電話099-247-1551 茶山房 電話099-278-5100 
主 催 茶禅一味の会鹿児島仙巌園大会実行委員会  後援  京大心茶会
行 事

。卸遑隠憩(金)

〈参禅会〉18:30 受付〜 22:00オリエンテーションと 法 話・静坐・参禅
〈法 話〉19:50〜20:20 大休庵諦観老居士「両忘庵釈宗活老師『亀鑑』」
◆〕癸隠呼(土)

〈参禅会〉09:00 受付〜 12:00オリエンテーションと 静坐・参禅 
〈講演会〉16:30〜18:00 講師 笠倉玉渓先生  演題「利休の切腹と禅」
〈交流会〉18:00〜19:30
 ※以上の行事は、鹿児島市 松元平野岡健康づくり公園内「茶山房」
2月19日(日)〈茶会並びに講演会〉(島津家磯別邸 仙巌園) 受付 (午前9時)
 茶席 (午前9時半 〜 午後12時半 ) ※各茶席で静坐と「茶禅一味」群読
 ※茶席5席・香席1席・ 点心席 (午前9時半 〜 午後12時半)
 講演会 (午後1時 〜 午後3時)
  挨拶:島津 修久 島津家32代当主・島津興業会長・淡交会支部長
     諏訪 秀治 鹿児島商工会議所会頭・表千家同門会支部長
  講師:熊倉 功夫  静岡県立文化芸術大学学長
     本庄 慈眼 京都大学医学部名誉教授

 

〇この茶禅一味参禅会の模様を鹿児島禅の会の参加者用に発行していました会報「一隻眼」8号に写真入りで次のように報告しています。

 

茶禅一味の会参禅会及び大茶会概況

 平成20年に茶道各流派の有志が集い、古来言われ目指されてきた茶禅一味の現成を目指す「茶禅一味の会」が設立され、同年に「第1回茶禅一味の会 記念茶会」を千葉の人間禅道場で開催しました。その後、札幌大会を裏千家茶道会館で、新潟大会を北方文化博物館等で開催し、この度は、松元健康づくり公園内の茶山房で参禅会を2月17日夕方から19日早朝まで参禅会を行い、その後仙巌園にて午前9時から午後3時まで茶会と講演会が開催されました。
 参禅会は、人間禅の葆光庵丸川春潭老師を師家に拝請し2泊3日で、九州各県からの参加があり45名ほどとなりました。最後の日には、笠倉玉渓先生による「利休の切腹と禅」の講演を拝聴し、参禅会終了後は公園内の食房「う ま 吉」で、鹿児島県の副知事はじめ茶道の先生方など交えての和やかな交流会がもたれました。

 

交流会 副知事挨拶

 

茶山房茶もみ会場での記念写真

 

 翌日の茶会は仙厳園で、鹿児島茶道界の裏千家・表千家、そして北九州市の裏千家、熊本の肥後古流、千葉と岐阜から有楽流の各茶席に御家流聖香会の香席が設けられていました。約250名の茶道界関係者が茶席での5分間の禅の呼吸法「数息観」を体験された後、お茶を楽しまれました。午後には、仙巌園秀成荘東の間で、京都大学名誉教授の本庄慈眼先生による講演「お釈迦様の脳」、そして、静岡県立芸術文化大学学長の熊倉功夫先生の「茶の湯」ついての講演会が催されました。
 この日は、桜島が一日中くっきりと姿を見せて、麗かですばらしい初春の大茶会となりました。

 

茶 席

 

講演会 仙巌園秀成荘

 

茶会後の総裁老師・笠倉玉渓先生とかごしま禅の会のみなさん

 

 以上当時の会報「一隻眼」から文章からでした。
 このように総裁はじめ総務長、茶道部、九州各県の会員の皆様のおかげで鹿児島茶道関係者の方々などに人間禅鹿児島禅の会の紹介をしていただき茶禅一味参禅会を終えることが出来ました。そしてこの年5月の春季本務記念式に於いて「鹿児島禅会」設立許可をいただきました。一人の会員も居ない鹿児島に「南進」という言葉に動かされ出張って来て、曲りなりに小さな根を下ろすことができました。この後のことは次の機会に、では
お元気でお過ごしください。

 

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