ローマ教皇と人間禅

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ローマ教皇と人間禅

丸川春潭

 みなさん明けましてお目出度とうございます。

 人間禅は今まで札幌から鹿児島までの支部・禅会毎に、トータル20以上のHome Pageを持っていましたが、新しい令和二年の幕開けを期して、人間禅は一つのHPに集約することにしました。従来のHPからこの新しい人間禅のHPへの移行には多少日時が掛かりますが、できるだけ早く新しいHPに移行を完了させ、従来のHPをクローズしたいと思っています。

 この新しい人間禅HPには、ブログを三つに分けており、師家ブログ、道友ブログ、行事報告ブログの三つです。そしてこのブログは師家ブログの最初になります。

 昨年の11月下旬のローマ教皇の長崎での演説は、最近記憶にないくらい感動した演説でした。核兵器が二度とこの地球上で使われないための厳しい警告であり、国のエゴを押さえ戦争のない地球平和実現へ向けたメッセージでした。現在の世界のどの政治家よりも高い見地で世界情勢を正しく捉え、何の束縛もなく正論を述べられました。これは13億人のキリスト者へのみならず全地球人に対する「教え」であり、人類愛に深く根ざしたものです。

 小生が感動したのは、フランシスコ教皇の演説に全く私心がないということが第一であり、次に13億人のキリスト教徒のトップでありながら、こういう世事をよく勉強されていることに対する驚きであったと思います。  

 年末から年始に掛けて、このローマ教皇の素晴らしい発信を反芻しつつ、人間禅の現代の地球に対する発信・貢献をどう始めるべきかを考えておりました。 

 われわれの人間形成の禅は、立教の主旨の第一項「人間禅は、自利利他の願輪を廻らせて本当の人生を味わいつつ世界楽土を建設するのを目的とする。」であり、われわれの目指すべき方向性がこれで明確に表明されています。

 これはまさに、ローマ教皇が示唆された方向性と軌を一にするものであります。もちろん発信の仕方も目的に向かって進むやりかたもいろいろ異なるとは思いますが、最終目的は一緒なんだということは確かであります。

 しかし方向性とか理念の正しさだけでは実績を残すことは出来ません。われわれの実地にやることは、まさに足元からの実践になります。すなわち人間形成の禅を通じて立教の主旨の第一項を具体的に一歩どう踏み出すかと云うことが大切なのです。その事例の一つとして、数日前に出版された【禅】誌新春号の巻頭言に、「A I 時代における企業研修(人材育成)」を載せております。すなわち最終目標はローマ教皇と同じ「戦争のない平和な地球」すなわち「正しく楽しく仲の良い社会づくり」でありますが、それを先に見据えながら、社会で役に立つ人材育成がわれわれの人間禅の世界楽土建設の一つの具体的な第一歩であると考えております。今年は人間禅の総力を挙げて、この第一歩を踏み出したいと考えております。

 【禅】誌新年号を是非ご一読頂き、ご意見やコメントを賜りたいと思います。

 

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