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2014.04.03 Thursday

「科学と禅」その9

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「科学と禅」その9

丸川春潭

 前回のお菓子のお話しは、伊豆網代の間瀬菓子舗の黒きんつばと伊豆の踊子でした。

 今回は同じ間瀬菓子舗の中から珍しい焼き菓子「焼き万寿」をご紹介します。

 お抹茶用の和菓子として、焼き菓子は珍しいもので、ほんのり焼いた香りが絶妙であります。

 

 蛇足ですが、間瀬菓子舗の主人は3代にわたり人間禅で禅の修行をされておられます。

 そして現社長は人間禅岳南支部の道場長ですが、お父さんもお爺さんも岳南道場長を歴任されており、人間禅でも他に例を見ない三代が道場長をされています。

 

 そして現在社長を筆頭に数名の社員さんも人間禅の正会員で、菓子製造販売と同時に人間禅の修行をされています。間瀬のお菓子が本物であり続ける一端がここにあると思っています。

 

 

 お菓子の後の甘くないお話しは、前回の「レンタルが地球の資源枯渇に有効である。」の続きであります。

 

 そして今回はそれを受けて、レンタルの考え方(レンタル思想)と仏教・禅の精神に共通項があり、レンタル思想を普及させるためには、仏教・禅の精神が不可欠であるというお話しです。

 

 お釈迦様が啓かれた仏教の原点は、「天地と吾と同根、万物と吾と一体」にあります。

 ここから出てくる思想には、「吾」が何かを所有するという観点が本来無いないのであります。まさにレンタル思想は、ここに根拠を置くのであります。

 

 物を個人的に所有することに価値を置くのではなく、物を使用することに価値を置き、所有にお金を払うことから、使用にお金を払うことへの転換であります。

 これは単に社会的制度だけにとどまらず、「誰も地球上の物を自分勝手に私有しない」という仏教・禅の根本的価値観に裏付けられていないと、レンタル思想は実効を発揮できないと考えます。

 

 レンタル思想には、ものの大切さの根源的認識と個人(エゴ)の所有欲の打破が大前提となるのであります。

 まさに科学と宗教が融合しないとできない人間社会の思想革命です。

 

 お釈迦様の悟りの「山川草木悉皆成仏」「天地と我と同根、万物と我と一体」は、「地球に優しく」「物を大切に」「物をみだりに私しない」「生きとし生けるもの全て共生」になってくるのです。

 

 道元禅師の一柄杓の水を大切にする「杓底水」の思想や、天龍寺滴水和尚の一滴の水にいのちを看る「一滴水」の精神が、地球の危機を食い止める根本思想になると考えます。

 

 山川草木が自分と同じ命を持ち、同じように仏であることを根源的に悟得するのが禅であります。

 二千五百年前のお釈迦様の悟りが、今までのいつの時代よりも切実に、21世紀の今、人類にとって地球にとって必要と考えるのであります。

 

 ご意見をお待ちしています。

 

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