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2018.12.01 Saturday

継続は力

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継続は力

丸川春潭

 小学3年生の担任は戦争帰りの体操の先生でした。最も熱心だったのがラジオ体操の第1と第2をきちっと正確にやることで、これができなければ何回でも時限を超えて徹底的にやらされました。そして今でも記憶に残っている教えは、「これから一生の間に、このラジオ体操はことあるごとにやることになり、それは何百回何千回にもなります。したがってそれをいい加減にやり続けるのと、きちっと正確に全力でやるのとの違いが君たちの体に少しずつ蓄積され、一生の間には大きな差となるのです。君たちは今どちらの道を進むかの分かれ道に立っているのです。どちらの道を君は進みたいですか?」です。

 戦後直後の田舎の小学校で記憶に残っている教えはこれだけですが、小生にとっては真に有り難い財産となりました。自分は特にアスリート的なスポーツの継続はしてきませんでしたが、平均以上のしっかりした体躯になったのはこの教えの継続であったと思っております。

 人間禅の創始者の耕雲庵立田英山老師の著書『数息観のすすめ』を最初に読んだのは、今からかれこれ60年近く前になります。この著書の肝心なところは、耕雲庵老師が仙台の第二高等学校の学生の頃、学長の奥様(禅の大家)からいわれた言葉です。

 「立田さん、一日一炷香の座禅を続けなさいね。一日途切れると法が途絶えると思って一日一炷香を続けなさいね!」

 そして耕雲庵老師は、「今日あるのはこの奥さんの言葉のお陰である!」と記されています。

 これを起点にして、摂心会の円了垂示で、耕雲庵老師が、妙峰庵老師が、磨甎庵老師が、そして青嶂庵老師が、異口同音に「一日一炷香の励行を!」と何度も何度も耳にたこができるほど諭されて、何とか小生のようなぼんくらでも一日一炷香を続けてくることができ、今日に到っております。お陰様でこの年(78才)になっても日進月歩で人間形成の道を一歩一歩踏み上がれていると自覚ができています。真に有り難いことであります。

 継続は形になり、力になり、そして必ず喜びに繋がるものであります。(春潭)

 

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