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2018.12.26 Wednesday

宴会と五蘊皆空

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宴会と五蘊皆空

丸川春潭

 時節柄、職場や同窓会や友人グループやいろいろな集まりの忘年会や新年会で宴会が多い昨今であります。

 本来、こういう宴会は懇親がメインでありざっくばらんにリラックスしたひとときですが、そこでその人の人となりがあからさまに出てくる場ともなり、ある意味厳しい場でもあるわけです。会社時代でもありましたが、その人の人物評価の結構大きなウエイトが宴会で見られているものです。

 また宴会にもいろいろあり、和気藹々と楽しく元気が出る会もあるし、一部で諍いが起こったり、怒り出す人が出てきたりして会全体がよそよそしく味気ない会になったりもします。会社時代によく言われていたことは、宴会幹事をやらせると仕事ができる人間かできない人間かが直ぐ判ると。会社だけではなくどういうgroupでも云えると思います。良い幹事の下で楽しく仲の良い宴会を盛り上げて行きたいものです。

 人間形成の禅を標榜する我々在家禅では、こういう宴会でこそその真価が発揮されると云っても良いかと思います。すなわち人間形成の背骨とも云える「五蘊皆空」に骨を折りこれで練られた境涯がこういう場でものを云うのです。

 ブログですから三点に絞って簡潔に申し上げます。

 一つは、宴会場での一人ひとりと肝胆相照らせるかどうかです。上から目線でも下から目線でもなく相手と一体になって話し飲むということです。

 二つ目は、酒を飲んでも我を出していないかどうかです。お酒が入ると日頃は押さえていた我が鎌首をもたげて高慢になったり、人の弱みや嫌がることを揶揄し口撃するセクハラ・パワハラとなったり、自己中に落ち込んで相手の話は聞かないし空気も読めなくなる。要するに我が出ていることを察知できるかどうかであります。

 三つ目は、好ましいものに歯止めが掛からず、嫌いなものは避けていないかどうか?これは対人にもまたお酒や食事にも両方云えることです。飲み過ぎに歯止めが掛からないでだらしなく人間性が低劣になって失敗した先輩や同僚を沢山見てきましたが、そこまで行かなくてもその場の良い雰囲気を壊す、人を傷つける、自分の体を壊すことは何度も懲りずに繰り返しているのが現状でしょう。やはりいくら好ましいものでもほどほどにし、また嫌いなものでも先ずはそのまま受け止めてさらっと行きたいものです。

 この三つに共通する肝心なことは、一に掛かって自分に三昧力が身に付いているかどうかであります。

 暮れから新年に掛けて、お酒の席も多いでしょうがご用心ご用心!そして、みなさまよい新年をお迎えください。

合掌     春潭 拝

 

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