社会人のための坐禅(座禅)道場【人間禅】

 

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2020.03.31 Tuesday

芭蕉 菖蒲の句

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芭蕉 菖蒲の句

杉山呼龍

 

 あやめ草 足に結(むすば)ん草鞋(わらじ)の緒

 

 これは芭蕉が仙台で詠んだ句である。「上野・谷中の花の梢、またいつかは、と心細し」と、芭蕉は、弥生の27日に江戸を立ち、元禄2年5月4日仙台に入った。曽良日記には「若林川、長町ノ出口也。此川一ツ隔テ仙台町入口也」とある。

 若林川とは今の広瀬川、長町は仙台道場のとなりにある町で、現在では高層マンションが立ち並ぶ新興住宅地。芭蕉は、談林派俳人、大淀三千風に会おうとしたが、会えず、その弟子で俳諧書林を営む画工、加衛門に会い、一日中仙台を案内してもらうことになった。この人物も和風軒加之という名前を持つ俳人である。芭蕉が案内された中に薬師堂という建物があり、伊達政宗によって造営され現在も残っている。

 そこに芭蕉のこの句が彫られている句碑がある。芭蕉は、加衛門から餞別として紺色の染緒の付いた草鞋二足その他をもらった。紺の染緒はあやめに見立てたものであろう。当時あやめは、端午の節句には魔除けとして、軒に挿してかざしたり、身体につけることもあったという。芭蕉は、その心ばえを賛嘆して「風流のしれもの ここに至りてその実を顕す」としてこの句を『おくの細道』に載せている。

 

(安や免草足尓結ん屮鞋の緒 芭蕉翁)

 

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